会社を知る

若手社員の本音トーク

~現場から見た日邦エレックスの今と未来~

仕事は難しいの?会社の魅力は?今後の会社はどうなっていってほしい?
若手社員たちに本音で語ってもらいました。

  • 安齊晶技術部 2019年入社

  • 高橋美怜技術部 2023年入社

  • 星野敏明技術部 2020年入社

  • 板川祐子総務部 2023年入社

  • 村田侑也(司会)技術部 2019年入社

電気業界・日邦エレックスを選んだ理由

安齊

ポリテクセンター(職業能力開発促進センター)に入学する前に見学に行ったとき、電気科の先生から電気工事やPLCについて学べるコースがあることを教えてもらいました。PLCの知識や技術はその後の就職活動にちょっと有利になると聞いて、興味を持ちました。

実は就活中、他にもう一社、PLC系の会社に受かっていたんです。そちらも魅力的だったのですが、日邦エレックスは若い人を育てたい、後身に技術を継承していきたいとウェブサイトで謳っていて、実際面接でもそれを感じました。より早く、多くの経験を積めるのではないかと思って日邦エレックスを選びました。

高橋

私もポリテクセンター出身です。電気分野について一通り学んだ中で、特に電気制御、PLCのラダーに興味を引かれました。

入社のきっかけは指名求人です。自動機械の製造を行っており、多数のエンドユーザーとの取引実績があると聞き、良い経験が積めるかなって思いました。待遇もよさそうだったので、入社を決めました。

星野

僕もPLCについてはポリテクセンターで学びました。以前に勤めていた電気工事会社が電気制御もやる会社で、働くうちにFA制御に興味が湧いてきたため、転職に踏み切りました。

日邦エレックスの、制御設計だけでなく現場で盤改造も行う一貫した業務の姿勢に魅力を感じ、入社を志願しました。

板川

私はまったく異業種からの転職でした。技術系のことはわからないのですが、以前から日邦エレックスの話は耳にしていて、今よりも自分のできることが増えるかなと思い、転職を決意しました。総務は他の社員とのコミュニケーションが大切なので、接客業で培った経験が活きていると思います。

働くうえで大切にしていること

板川

私が一番気をつけていることは、従業員への確実な情報伝達です。電話番号や住所が変わったといった連絡を、必要な人に正確に速く届けることを大切にしています。また皆さんが使いたいときに使えるよう、備品が切れていないか常に気にかけています。

高橋

先日、板川さんが更衣室のロッカーに工具を置けるスペースを作ってくれたんです。どうやったらみんなが働きやすくなるか、いつも気を配ってくださっていて、とても助けられています。

私が大切にしているのは、わかりやすい説明ですね。もともと説明するのが苦手なんです。だから写真や図やパワーポイントを使うなど、言葉以外のものを組み合わせて、少しでも伝わりやすくなるよう工夫しています。

安齊

相手のことを考えるという点では、僕もおふたりと共通していると思います。僕らの仕事は物件によってやることが違うので、同じ型の繰り返しでは通用しません。だからそれぞれの現場やお客様に合わせて、より使いやすくなるように想像力を働かせることを大切にしています。細部にどれだけ目を配れるかが、製品の質を分けると思っています。

星野

僕は少し概念的な話になるんですが、考えるのをやめないことを心がけています。

例えば現場でトラブルがあった際、解決には迅速な判断が必要ですが、だからこそ辛抱強く考え続けること。焦らず確実に原因を突き止める忍耐力が大切だと思います。途中で投げ出さず取り組み続けることで、お客様にも誠実に向き合うことができるんです。

仕事の楽しいところ、難しいところ

板川

私は入社するまで図面を見たことも、CADを触ったこともなかったので、毎日が学びの連続で刺激的です。CADの作図は絵を描いているみたいで楽しいです。でもたまに操作を間違えて作ったものがぐちゃぐちゃになってしまうことがあったりして、やっぱり難しいですね。

高橋

わかります!私もそれで作り直しになったことあります!

あとやっぱり専門用語が多いですし、ラダーとかはいまだに難しいと感じることが多いです。それでも質問したり調べたりして理解できたときは、すごく楽しいなって思います。それが実務で活用できると、しっかり身についた実感と達成感がありますね。

星野

これは「難しい」というより「怖い」になるかもしれませんが、僕らの作ったものや作業でミスがあると、お客様の現場が動かなくなってしまうというプレッシャーがありますね。1時間の停止でウン千万円という損失が出ることもありますから。もちろん人命への責任もあります。

安全に使ってもらうためには更新作業は必要ですが、そこでなにかあれば現場が止まってしまう。だからこそ「怖い」という気持ちを忘れず、緊張感を持って作業に臨んでいます。だから自分の設計がうまく動いたときは、感動もひとしおです。

安齊

動かなくなるかも、ケガをさせてしまうかもというプレッシャーは僕も常にありますね。物流のお客様を担当しているので、なにかが起これば、物流倉庫が丸々止まってしまうなど、大きな影響が出てしまいます。でも逆に言えば、それは社会インフラを支えているということだと思うんです。だからプレッシャーはありますが、やりがいを感じます。

日邦エレックスの魅力、好きなところ

高橋

有給を使いやすいのが嬉しいです。お客様の都合でどうしても土日出勤が発生することがあるんですが、振替休日は簡単に取れます。あと1時間単位で休みを取れたり、フレックス制度で自分の好きな時間に仕事ができるのも気に入っています。

板川

私も休みやすさは感じます。以前の会社よりずっと休みやすいです。

横のつながりも魅力ですね。わからないことがあって困っていたら周りの皆さんが声をかけてくれて、とても親身に教えていただけました。あと、上司に意見がしやすいですね。ちゃんと耳を傾けてくれるので、臆せずに話ができます。

星野

上からの締め付けもないですよね。「アレやれ、コレやれ」みたいな。もちろん新人のうちはある程度、上司に指示を仰ぎますが、慣れてきたら自分でスケジュールを決めて仕事ができます。その分、責任はありますが、自分のペースで仕事ができるのはいいですよね。

安齊

だから、一人ひとりが自分の仕事に集中できる環境が出来上がってますよね 。社内の雰囲気も落ち着いている。

星野

もしかしたら静かすぎると感じる人もいるかもしれないけれど、気まずい静かさじゃないんですよ。ミーティングではちゃんと意見交換できるし、わからないことや質問があるときは気兼ねなく声をかけられる。

板川

メリハリがありますよね。

今後の日邦エレックスはどうなってほしい?

板川

私は総務なので、他の皆さんの業務がどのように進んでいるのか、もう少しわかりやすくしてほしいですね。

この案件の担当営業はだれなのか、一緒に動いている技術はだれなのか、スケジュールはどうなっているのか、だれに聞けばわかるのか。それが把握しきれていないので、電話を回すときなどに困ることがあります。

長く勤めている人が多いので、そのあたりは皆さんツーカーで話が通じるんですけど、私みたいに日が浅いと難しくて。そういう情報を共有できるものがあると、とても助かります。

星野

確かに、会社や案件ごとの担当者の一覧とか、そういうのはあると便利ですね。

安齊

僕は新人の育て方に課題があると思います。年々バージョンアップしてはいるんです。僕が新人のころはほとんど研修がなかったので、今はずっとよくなっています。でもまだまだ改善の余地があるかなと。

たとえばCADならCAD、技術なら技術のベテランがつきっきりで、基礎からマンツーマンで教えるとか。そういう時間を作った方がいいんじゃないかな思います。

高橋

すごく共感します。間違ったことやってしまったら事故につながるし、お客様に迷惑をかける。会社にとっても損害になるので、基礎は大事だと思います。

私が入社したときの研修は、穴あけのやりかただけやって「あとは現場で学んでいこう」って感じだったんです。だから今の新入社員のかたは研修がいっぱいあっていいなぁ、って思います。模擬的な盤を実際に作ったりするんですよ。入社からまだ1年も経っていない私がこれだけの変化を感じるっていうのは、すごいことだと思います。これからもどんどんバージョンアップしていってほしいですね。

板川

勉強で言うと、私は学び直しがしたいです。研修なしでいきなりCADを使い始めたので、基礎をきちんと勉強し直す機会と、そのための時間がほしいですね。

あとは新しく経理とか営業事務とかも学んでみたいです。仕事の幅が増えれば、皆さんのお役に立てることも増えると思うので。

星野

実はあまり知られていないのですが、新人に限らず「この勉強がしたいです」って申請すれば、メーカー主催の研修とかを受けられる制度があるんです。費用は会社が出してくれます。せっかくある制度なので、再度周知をして、みんながどんどん活用できる空気を作っていけるといいですね。

こういう制度とか、さっき話が出たフレックス出勤とか、テレワークとか、時代の流れに合わせて働き方を変えていける柔軟な姿勢は大事だと感じます。実際、社内規定や働き方に対して「これ変じゃない?」と社員が意見したことで改善された例がありますし。試行錯誤をやめず挑戦していく会社であり続けてほしいですし、自分自身もそういった人間でありたいと思います。

安齊

こういう感じで、会社全体で話し合う機会があるといいですよね。できれば定期的に。自分たちが変わるべきところ、会社に変えてほしいこと、業務も待遇も、上も下も全部ひっくるめて。働く環境がよくなれば仕事の質も上がって、会社にもお客様にも還元できるはずですし、試してみてもいいんじゃないでしょうか。

高橋

あ、じゃあ、家賃補助を増やしてほしいです。今は7000円なので、たとえば1万円とか。キリもいいし、いかがでしょう?(笑)

(後日談:1万円になりました。)

安齊

こういうことを気軽に話せる場がほしいってことだね。

高橋

そうですね!

司会者の感想

村田

私が司会進行役を務めるにあたり上司からは、座談会出席者をリラックスさせて、イキイキと本音を語らせて欲しいと要望がありました。スタート時点では緊張して発言が少なかったのですが、時間が経つにつれて各々が常日頃感じていたこと、これまでの経験や気付き、会社への想い、課題、要望など、忌憚なく意見を交わす場面が増えていきました。

日邦エレックスは、上司や部署も関係なく「これはどうなのか?」「こういうことはできるのか?」と問うことがしやすい環境です。これは業務にとどまらず「会社を良くしていくには?」「世の中の変化に合わせて何が必要なのか?」といった様々な意見を出し合い、積極的に取り込み変化してく柔軟さがあります。このフットワークの良さが弊社の魅力であり、強みでもあると思っています。

今回の出席者は社員のごく一部で、他の社員もそれぞれ考えがあると思います。会社側にも意見があるでしょう。今後は定期的に、社内の全員で意見交換や情報共有ができる機会があったら良いなと思いました。